歌のV ①
Vtuberと言えば歌!というくらメジャーな歌活動としてのVtuber。その中でも、「押さえておくと良い」メジャーなVtuberの紹介。個人的な偏見が多様に含まれます。
①花譜(神椿スタジオ)
2018年10月にデビューし、そのミステリアスな風貌と歌声で一気にファンを集めた少女。
細かいことを話すとそれだけで2~3の記事が作れるのでまた紹介記事を書きたいと思うが、「歌が技巧的に上手いわけではないが、”感情に訴えかける”歌声」と評される。1st Live”不可解”はクラウドファンディングで4000万円を達成し、YouTube liveで2万人を集めた。ライブ「不可解」での表現も話題となり、アニメ主題歌、映画主題歌、キズナアイとコラボするなど一世を風靡する少女Vsingerだ。
②樋口楓(にじさんじ・1期生出身)
数ある(広義の)Vの界隈で初めて「生バンド」ライブを開催したのが彼女。彼女はそもそも歌のためにデビューしたわけではなく、「将来は25歳までに死のうと思ってた」「好きなネトゲを宣伝出来たら良かった」という漠然とした人生観を前提にし、デビュー半年でライバーを引退しようとしていたなどの背景が多くのファンの感情を刺激し、現在では50曲以上のファンメイドイメージソングが作られている。
歌声は力強いものからバラードまで幅広いが、いずれも「樋口楓」という感情に溢れている。Lantisからのレーベルデビューもし、VRライブも数多くこなす、第一線で活躍する存在だ。
③HIMEHINA(田中工務店)
ライブで盛り上げ役と言ったらこの田中ヒメ・鈴木ヒナのコンビHIMEHINA。歌唱力・スタミナ・パフォーマンスのどれもVの中でトップクラスの上に、MVも力の入り方が段違い。
④YuNi(yunion.wave)
はじめて「Vsinger」を自称した歌姫。最初から歌でデビューした少女。
低音から高音まで文句なしにキレイに歌い上げる存在。デビュー時はかなりミステリアスな存在として扱われていたが、喋るとふにゃふにゃな声であったことが明らかになる。(彼女に限らず、何故か歌がかっこよくて喋り声がふにゃふにゃなVsingerは少なくない。)
初期は数日に1回の頻度で投稿を進めていたが、様々な事情で現在はそこまで頻度は高くない。
歌の年代の幅も広いのが特徴。
⑤ときのそら(ホロライブ)
おそらく原初に「歌」を武器にしたVtuberだと思う。安定して安らぎのある歌声を持つ。ただし、この「夢色アスタリスク」では当時の最高の高音を歌い上げている。また、3Dでピアノを弾くなどの技術的な挑戦にも事欠かない。
⑥富士葵(ユニバーサルミュージック)
個人的に自分が「歌としてのVtuber」に出会ったのが彼女だと思う。初期の、アイドル的ではなく「馴染みやすい」姿で歌われた「なんでもないや/RADWIMPS」には衝撃をその歌声が良い意味でアイドル的ではない(強いて言えば、歌手的な)歌い方に衝撃を受けた。その一方、「Get Wild」などのネタ的な歌謡曲も歌う。
⑦天神子兎音
ノリノリ・激アツ系のVsingerといったら彼女だろう。代表曲「フーアーユーなんて言わないで」を広告で聴いた人は少なくないだろう。
疾走感と熱血な歌声はいつ聴いても元気が出る。
先に紹介した樋口楓・YuNi・富士葵・天神子兎音の4人は歌Vとしてもプライベートで仲が良く、「飯団四季」という緩い繋がりを持っている。
⑧燦鳥ノム(SUNTORY)
「最も実家が太い」と言われるVsinger。2020年9月時点で総資産4.5兆円。ただ、IPとしてはドワンゴの「IIV」であり、アメノセイと同期。
代表カバー「ドラマツルギー」は多くの人々から歌うことが難しい曲とされていたが、見事にライブですら歌う能力の高さは本物。
SUNTRYさながら、クラフトボスに起用された初オリジナルソング「Life is tasty!」も名曲。
燦鳥ノム・ときのそら・富士葵で大還暦(120歳)・通称ママ・通称孫から「三世代」……ではなく、青が基調で清楚であることから清楚コラボと評される。コラボ曲として「ゲキテイ」を投稿している。
⑨Ωシスターズ
個々人の歌声の伸びもさながら、ハモリが気持ち良い双子のコンビがΩシスターズ。歌声もだが、こだわりのMVも必見。個人的には「夜に駆ける」が好き。
⑩かしこまり
低めで太く、力強い歌声を特徴とする。十八番は「めざせポケモンマスター」。
明るくはつらつ、元気いっぱいな彼女がシンガーソングライターとして投稿したのが「ルーティン」。彼女の気持ちが一杯に詰まった1曲である。
⑪ミライアカリ(ENTUM→個人)
「お色気お姉さん」としてゆるゆるとデビューしたミライアカリ。その歌声はかっこよさが詰まっている。
ヒメヒナに並ぶスタミナの持ち主で、ライブの盛り上げには欠かせない存在。コール必須の「ミライトミライ」の元気の良さはさすがナユタン星人だと思う。
⑫MonsterZ MATE (バルス)
男性Vtuberとしてはおそらくもっともライブで活躍し、ファンを集めているコンビ。ラッパー・コーサカによるラップが特徴。
代表曲「hero_」の、シニックにしてポジティブなリリックはハマること間違いなし。
Vtuberの活動としてかなり顔が広く、「Beep☆CARAMEL」では多くのVtuberが参加している。
⑬えのぐ(岩本町芸能社)
ここからは少し趣向が変わって、アイドルグループとしてのアイドルVを紹介したい。「えのぐ」はその筆頭と思う。2017年夏から鈴木あんず・白藤環のふたりで活動開始し、その後「えのぐ」として5人(現在は4人)のユニットとなった。
この後紹介するアイドルVでもそうだが、ライブ映像を一見するだけでそのレベルの高さが分かるだろう。
⑭GEMS COMPANY(ディアステージ/スクウェア・エニックス)
「スクエニからアイドルV!?」と騒然となったのがGEMS COMPANY。現在は10人で活動している。
ジャパニーズポップというか、「あっ、なんか懐かしい……」みたいな感覚がある。
⑮まりなす(仮)(avex)
上の「スクエニから!?」と同じく「avexから!?」となったアイドル。元は2018年8月デビューの奏天まひろから始まり、そのあと12月に燈舞りん、音葉なほ、鈴鳴すばるの3人が加わって「まりなす(仮)」の結成と相成った。
まさかこの時代にパラパラとユーロビートで突っ込んでくるとは思わないじゃん。カッコイイし懐かしい。さすがavex。
ちょっと異色な曲も歌って踊ったりするので楽しい(これはパチスロ曲なんだけど……)。
とりあえず、「まずはここから」という歌Vを独断を偏見でまとめてみた。まだまだ紹介したい歌Vはいるし、ここに紹介し切れていない歌も多くあるけれど、ともかくこれだけは押さえておいたら(大きな)ライブはなんとなく顔はしってる!くらいになれると思う。
Vtuber とアレ②
前回から。
2017年末までに、キズナアイ・電脳少女シロ・ときのそら・ミライアカリ・富士葵らが登場し、さらにえのぐなど岩本町芸能社など「アイドルタレント」としてのVtuberが下地を作り始めた。
また、「のじゃおじ」によって「バーチャル美少女おじさん」≒「中身と外見の性別が異なる(狭義では美少女の見た目をしたおじさん)」が受け入れられる下地ができあがっていた。
ここら辺はにゃるら氏のエントリが発端となった記憶がある。
さらに12月9日にかの「輝夜月」がデビューする。
彼女が大きく注目されたのはその動画センスで、今までの「やってみた」とかから離れた、徹底的にナンセンスを貫き通している(つまり、中身は本当にどうでもいい)。
加えて、デザインが人気デザイナーのMika Pikazo氏であること、更に声質が独特で「首締めハム太郎」として大きな注目を浴び、やがて後々VtuberのダンスロボットダンスMAD旋風を巻き起こすMADが投稿される。
電脳少女シロなどでも作られている。
さて、こうして2017年中にデビューしたキズナアイ・電脳少女シロ・ミライアカリ・輝夜月・のじゃおじを総称して一般的に「四天王」と括られるようになった。5人だけど。俺は呼ばないけど。
遡るのがなかなか時間が掛かるので一部だけになるが、この時期は割と企業を超えてtwitterでリプライを飛ばし合っていた光景があった。
親分∠( 'ω')/
— 輝夜 月 🍤 (@_KaguyaLuna) 2018年12月29日
ライブおつかれさまっしたー!!
すっごいよかったー〜〜ー!!!
あげあげやった!!∠( 'ω')/ふおおおおおおおお!!!!🍤🍤
ぴょこぴょこ!∠( 'ω')/🍤🍤
そして年越しはミライアカリが配信をしていた。
個人Vtuberとしても、のじゃおじ(ねこます)を始め、のらきゃっとや霊電カスカなどが活動をし始め、じわじわとファーストペンギンが飛び込み始めていた。
2018年に入るとVtuberデビューが続々とみられるようになった。1月でぱっと思いつく限り、届木ウカ・もちひよこ・あっくん大魔王・絶対天使くるみ・ミディ・モスコミュール・乾伸一郎・ニーツ(VT-212)・げんげんあたりがデビューした。
(たぶんもっと多い。) おそらく今でも活動している人が多いから、記憶に残っているのだと思う。特に、この時期は「Vtuberと言えば3D」という風潮があり、届木ウカ・もちひよこ・モスコミュールらは3Dという個人で制作するにもモーションキャプチャするにも難しいところに飛び込むだけの度胸があったと言えるだろう。
あっくん大魔王や乾伸一郎らにしても、後々標準化するLIVE2Dを使ってVtuberとして飛び込んだ人々である。
もちろん、当時は2017年からの流れで動画投稿がスタンダードであり、動画作成の技術も必要であったことは言うまでも無い。
初々しいあっくん大魔王を見られる。
げんげん(源元気)は動画勢として、ネタに見えつつも「世界観の考察」を背景にしたシナリオのできが話題になった。
この多くを語らない「世界観考察」をさらにサブカルに仕上げたのが、2018年の2月末にデビューした鳩羽つぐである。
2018年の1月で思い出深いエピソードと言えば、ミライアカリの「1人紅白歌合戦とかつまんないやつやん……」
無い…無い…
— ミライアカリ(Mirai Akari)🦋 (@MiraiAkari_prj) 2018年1月12日
思いつか…無い…https://t.co/YYsOekWiTn
バタ_(:3 」∠)_ pic.twitter.com/Qyl23HgABB
からのキズナアイの動画投稿
【動画UPしました!】
— Kizuna AI@09/23「愛と花」 (@aichan_nel) 2018年1月12日
遅れてきた年末を今ここに!🤓
さぁ行ってみましょうーーー!ლ(´ڡ`ლ)✨💕#KizunaAI #YouTube https://t.co/DtIUJiZDWk
だろう。綺麗なネタ被りである。
さて、2018年の始めで一番大きな出来事といえば「にじさんじ」の始動だろう。
もとはiPhoneXのフェイストラッキング(表情認識)を使い、二次元イラストキャラクターを動かすアプリ「にじさんじアプリ」の販促のためにオーディションで声優を選ぶという方針だった。
にじさんじ所属ライバーがメインにする形態は今までの動画投稿に対して「配信」であるところが新しく、そのため、デビュー配信はYouTube LiveではなくMirrativeで行われいる。樋口楓や勇気ちひろらはMirrativeで活動を続けたが、静凛や月ノ美兎は早々にYouTubeLiveに移動している。
まあ、正直なところ、当時の自分は「企業でVtuberなら3Dだろうし、絵がうごいてる、雑談してるってただの生主だろ」と極めて否定的な態度だった。
そこで衝撃を受けることになったのが、月ノ美兎である。
話のギャップもさながら、適宜コメントを拾って実況に反映・ツッコミを入れる能力、「LINEニュースをスクショして待ち受けにする」、そもそものゲーム選択のセンスなど……「ただの生主ではない」ということをこれでもかと見せ付けられた。
「おるやんけ!」などについては、後々にユリイカ 2018年7月号で本人が語っていたが、「音MADにされやすいように」「バズるように狙って発言した」などの驚異的な先見の明が明らかにされている。
「おるやんけ」「わたくしで隠さないと」といった未だにミームとして使われている言葉は、この初期の月ノ美兎の実況を発端としている。その他、「きしめん」MADなど、インターネット老人に突き刺さった存在となった。
この時点ですでにタレント……というか、インターネットミームになる能力を見せ付けていた月ノ美兎は3月始めに登録者数10万人を突破しており、配信でビューから約40日という未だににじさんじ内ですらトップクラスの速度である(それも、今ほどVtuberという文化が広まっていなかった時期に)。
また、その特異的な立ち位置から漫画家・小林銅蟲の料理と「クリオネ」を食べる案件に加えて、にじさんじで初めて(というか、2Dから初めて)3Dとなってニコニコで公式番組を請け負うなど、これまでの「アイドル」的なVtuberの存在感を一転させた存在である。
月ノ美兎の放課後ニコ生放送局 - 2018/04/07 20:00開始 - ニコニコ生放送
ニコニコの配信に合わせて3Dになることを「受肉」、3Dのモデルを「肉の器」と表現した。やや意味が変容して現在ではVとしての肉体を得ること自体を「受肉」と呼んでいるが、元々は月ノ美兎の発言である。
NKさんには、本当に、本当に感謝しかありません…。初めてモデルを拝見した時は、まさか本当に受肉できるとは思っておりませんでした…。 https://t.co/kHnpoi0Vvr
— 月ノ美兎🐰 (@MitoTsukino) 2018年4月8日
こういった月ノ美兎の快進撃を受けたのと、アプリが配給できなかった(レベルが配給に耐えられないと評価されたらしい)ことから、にじさんじ(グループ)をマネジメントするいちから株式会社はアプリ開発からライバーマネジメントに舵を切ったという話がある。
……本当は2月に富士葵の案件とか猫宮ひなたのデビュー、イヌージョンの「応援ソング」、天魔機忍ver.G結成、ややネガティブな話だと「ぜったい天使くるみちゃんチャンネル削除・のっとり騒動(ミライアカリによる相互連絡カバー、あっくん大魔王の連絡など)」が起こったりしている。おめがシスターズも2月にデビューしてる……のと、他にもにじさんじがいろいろあったんだけど、文字数が多いので次回ちょっと触れます。たぶん。
以下にじさんじについて。
にじさんじは元々アバター開発だったことを含め、「プラットホームにこだわらない」ことが前提だったため、「Vtuber」ではなく「ライバー」と名乗っており、これは現在でも変わっていない。(もとは17Liveの配信者をライバーと呼ぶらしく、これを踏襲しているので、尚更「Vtuber」と呼んではいけない理由になっている)。
さらに言うと「公式ライバー」の呼称も2017年時点でイチナナが用いてまして、にじさんじが公式ライバーと初期メンバーを呼んでいたのもそれに準じていたのだと思いますhttps://t.co/MK9qcy5Ok3 (記事の下の方)
— 泉信行 (@izumino) 2020年6月21日
当初はMirrativeで配信しており、準備が出来たら順にYouTubeLiveに移動していたが、これはライバー(時に1期生・2期生)の自主的なもので、いちから株式会社としては配信用iPhoneXの1台を与えてただけであるとのこと。そもそも「気軽に2次元のアバターを着て配信出来る」が目的なので、それも当然である。
この時期に起こった(自分のような偏見)や、配信慣れしていないが故のイベント(遅刻や著作権侵害、"キャラ崩れ"と呼ばれるようなもの・実際にキャラやロールプレイが言われるように崩れているライバーはいない)が、現在でもアップデートされないで偏見として語られている。
にじさんじ新人
【本日より 5名のライバーがデビュー!!】
— にじさんじ公式🌈🕒 (@nijisanji_app) 2020年8月6日
「にじさんじ」より、新たに5名のライバーがデビューいたしました!
詳細はこちら▼https://t.co/5xxhx0TbSf
デビュー動画はこちらから!▽https://t.co/sSLsOyRqkD#にじさんじデビュー pic.twitter.com/TepsAqRs7h
8/6に新人デビューが発表。
朝日南アカネ(Akane Asahina) @akane_asahina__
周央サンゴ(Sango Suo) @Suo_Sango
東堂コハク(Kohaku Todo) @kohaku_todo
北小路ヒスイ(Hisui Kitakoji) @Hisui_Kitakoji
西園チグサ(Chigusa Nishizono) @Chigusa_24zono
の5人で、世怜音女学院(せれいねじょがくいん)の「元演劇部」という設定。
特に北大路ヒスイちゃんが
意思を持ってる系ロボット作品が好きなので、勇者シリーズではジェイデッカーがラブ
— 北小路ヒスイ❇️ (@Hisui_Kitakoji) 2020年8月6日
キン肉マンもすき
まりんとメランは胸が張り裂ける
よろしく。
と、ロボット系アニメ好きというのと、ギザ歯フォルムというので注目度が高かった気がする。
#ミリしらチグサ pic.twitter.com/eHHYpW9SWS
— 西園チグサ🐬🌱 (@Chigusa_24zono) 2020年8月6日
西園チグサのこの企画は600枚ほど集まった模様で、最初からなかなか強い光景。
また、西園チグサのママが泉彩先生。
にじ!!!!!!!!!!!!!! #西園チグサ pic.twitter.com/8Rv22Nn5eI
— 泉彩 FANBOX始めました! (@AC______) 2020年8月6日
ホロライブ大神ミオや個人勢・現よみ、その他斗和キセキなども手がけている。にじさんじのママとしては初。
統合後のデビューは緩やかなユニット(乳山、SMC組、ぶるーず、さんばか、ぽさんけ等)とすることが多かったが、今回は「世怜音女学院 演劇部」というひとかたまりのグループとしてのデビュー。
これはにじさんじの中では特異で、似たような例としてはVΔLZが桜魔皇国として同じ世界観を共有している。
Vtuberユニット一般で考えると、774inc.の「あにまーれ」「HoneyStrap」、アイドル部(私立バーチャル学園)、勇者ズム!(解散)等の同じ世界観を使っている箱は少なくない。
(にじさんじでは私立帝華高校(鷹宮リオン・飛鳥ひな)があったが、自然消滅。)
にじさんじはライバーごとに世界観をばらばらにすることでその多様性を(ある意味ではコントのように)作り上げてきていたところがあるが、世怜音女学院がその中でどう動くのかは見物だと思う。
そう考えるとホロライブも3期生を「ホロファンタジー」として追加したが、同一世界観を共有しているグループは無い。アマリリス組(解散)もそうだった。
にじさんじにしては初めての昼間で2日間に分けてのリレー。これはおそらく、9日夜ににじさんじスマブラ杯が、10日夜に加賀美ハヤト3Dお披露目があった調製と思われる。
また、さすがに5人のリレーとなると40分×5でダレてしまう可能性もあるし、終了時間を調整するために1時間分の枠として予告してたのかもしれない。
周央サンゴは「一人称が”んご”」で、最初からサンリオの「ポチャッコ」を解説するという破天荒さでスタートした。最初のツイートで紹介していることからも明らかだ。
ポチャッコのことを知ってくれた皆さん、こんにちや🥰❤️
— 周央サンゴ💞🦩 (@Suo_Sango) 2020年8月6日
周央サンゴ(すおうさんご)です💞
中学1年生です!
サンリオ、ポチャッコ、サンリオピューロランド 、プリキュア…そのほかカワイイもの、だいすき!
演技、だいすき!
そしてなにより先輩たち、だいだいだーいすき!
なかよくしてね🥺💞
「お父さんご、お母さんご、(さまぁ~ずの)三村さんご、おつかれさんご~」など、独特な言葉使い。「僕の夏休み」「トマトアドベンチャー」などの配信が楽しみ。
北小路ヒスイはギザ歯が特徴的で話題になっていたところで、初配信でアクセサリー作りやフィギュア造形ができるなどの芸当の多さを披露。また、BGMはフリー音源ではなく[昼小路][夜小路] (作:@hama1219)というオリジナル音源を使用。
やりたいことも幅広く、「商品企画」などはいちからならではだと思う。また、「社会見学レポートをしたい」など、一風変わった目標があり、今後の活動に注目。
「喉を開くため」に配信前から味噌煮込みうどんを食べていた朝日南アカネ、最初にうどんを啜って配信が開始された。アニメ・漫画が大好きなようで、その熱烈なプレゼンはリスナーに「呼んでみたい・見てみたい」と思わせるほど。
最後に流した「歌い方講座」も、「どう歌うとキレイか」を分析して解説しているあたり、自分の強みを理解しているんだろうな。
やりたい事を中長期までターム分けして考えられるのも良い。おそらくこの環境ならできるだろう、というところから、理想的な野望まで揃っている。
お嬢様っぽい感じの東堂コハク。英語も喋れるし、バンドリ・FGO好き、アイス大好きなど、ゲームも雑談も楽しみ。
声質が柔らかいため、ASMRの予定が楽しみである。アホ毛が動く。
なりきりチャットガチ勢を公言する西園チグサ。おそらく口がもともと開いているため、表情が大きく変わるのがかわいらしい。
FPSをメインに得意としている。また、にじさんじのライブ(幕張等)も見ており、「ライブをしたい」という思いもあるようだ。
また、韓国語を勉強したいらしく、コハクさんの英語も含めてセレ女は全体として国際交流を目指したいのだろう。
最後に歌を披露してED。作はあくまのゴートによるもの。
おかえり、ヒーロー。
また、この前日にはにじさんじKRが3人デビューしている。
その中でも明楽レイは韓国に留学中の日本人という、新しいスタイルのライバーであり、日本語・韓国語を用いるが、基本的には日本語のようだ。
初配信ありがとうございました💙
— 아키라 레이😸明楽レイ 【NIJISANJI KR】 (@RayAkira2434) 2020年8月7日
配信で言った通り私は「にじさんじKR所属、バーチャルソウルに留学中の日本人」です。日本人なのに海外勢という今までいなかったケースなので皆さんがどういう反応をされるのか正直全く分かりませんが、私の夢は「地球全体が仲良くなることです🌎❤」(続く↓)
国籍とか言語とか性別とか関係なく仲良くなれる事を願っています!私自身まだまだ至らない部分が多いですがこれからどんどん成長する姿を見せていけるよう精一杯がんばります!韓国語もまだまだ未熟者なのでいっぱい勉強して素敵な配信をしていきたいです。(続く↓)
— 아키라 레이😸明楽レイ 【NIJISANJI KR】 (@RayAkira2434) 2020年8月7日
名前のように「明るく楽しい配信」を目指して活動頑張ります✨KRは本当に日本語が上手で優しい素敵な方々ばかりなのでKRにもっともっと興味を持って貰えたら嬉しいです。自慢の推しになれるよう一生懸命がんばります✊🏻これからよろしくお願いします。
— 아키라 레이😸明楽レイ 【NIJISANJI KR】 (@RayAkira2434) 2020年8月7日
(最後まで読んでくださりありがとうございました)
かつて「にじさんじの日」としてにじさんじワールドツアーとして「”Nijisanji virtual world without border”「にじさんじバーチャルワールドに国境はない」」と標榜していた。
(自分の記事だけど)
니지산지 데뷔 라이버의 대기실 주소를 공개합니다!
— NIJISANJI KR (@NIJISANJI_KR) 2020年8月7日
모두 기대해주세요! 😍
⏰8월 7일(금)
20:00~ 눈보라 : @BoraNun2434https://t.co/MI8ZexpWvE
20:40~ 아키라 레이 : @RayAkira2434https://t.co/Uw32UArHEx
21:20~ 이로하 : @RohaLee2434https://t.co/uiny41fU5I#니지산지 #NIJISANJI_KR pic.twitter.com/gqFendLEGW
Bora Nunが軍人(韓国では男性には徴兵があるが……?)、LeeRoha(いろは)が日韓ハーフなど、日韓関係が今後強くなっていくのかもしれない。
Vtuber とアレ①
自分がVtuberを見始めたのは確か2017年の9月ごろだったと思う。当時自分は大学院の2年(4年博士課程)だった。
その前年の7月にだいぶ大きなメンタルダメージを負って(例の彼女ですね)、そこから復帰して研究進めて論文も出さないとなみたいな時期だったと思う。
当時、心残りもなくなったため、勉強しながら実験をしながらという生活をしていて、研究室を22時とかに出て帰り道に酒を買って帰り、部屋で晩ご飯をつまみながら飲んだくれて寝るみたいな生活をしていた。
よくやってたのは酒を買った後にTSUTAYAに寄ってアニメDVDを1クール分一気に借り、それを飲みながら一晩中(寝るまで)見続けること。ここでラブライブ!とか妄想代理人とか、あとは映画を結構見た。あとは文庫本を古本屋で買い込んで読みまくったりしていた。
自分は基本的にパソコンデスクで酒を飲んでたので、たまにYouTubeをつけながら飲んでいた。よく見ていたのは谷やんとか、テキトーに出てきたものを見ていた。
まあ、暇があったら論文読んだり書いたりしてて、虚無というよりもなんとなしに生活を続けていたみたいな。
Vtuberについては、Twitterで記事を見たりしていたのでキズナアイの名前だけなんとなくしっていて、という感じだった。そうやってYouTubeを漁っていた時に見つけたのがそのキズナアイに加えて、電脳少女シロの動画だった。
初めて見た動画がどれだったかは憶えていないけれど、"Little nightmare"というゲームを知ったのは電脳少女シロの動画からなのは間違いない。
そもそもの気質がアニオタなので、「キャラクターが実況者みたいな動画投稿してるわ」くらいの気持ちで見ていたと思う。もちろん、キャラもかわいいし見ていて飽きないので、次の更新はいつかな~と楽しみにしながら帰宅していた。
たまたまフォロワーにVtuberを見ていた人がいて。その人からときのそら(2017年8月デビュー)や藤崎由愛(9月デビュー)を教えてもらったりした。
自分で自発的にデビューから見つけたVtuberというと、ミライアカリのはずだ。上に見たように、アイドル系のキズナアイや電脳少女シロ、清楚系のときのそら・藤崎由愛らに続いてセクシー系を標榜するミライアカリには度肝を抜かれたが、キャラデザインがkei氏(初音ミクのデザイン)ということもあってツイッターのフォローを含めて、ここら辺でチャンネル登録というのを学んだような気がする。
この時のVtuberというのは、例えば電脳少女シロのような企画・アプリ系の動画が基本だった。
この時のVtuberの大きな話題といったら、11月の動画のキズナアイの「ふぁっきゅー!」がツイッターでバズったことだろうか。
(14分ごろ) これがバズったのはもうちょっと後だったかもしれない。
さて、そのあとは「バーチャル美少女受肉おじさん(バ美肉)」のさきがけともいえる「ねこます」がデビューする。正直、自分は女の子のかわいい声と見た目が見たかったのであって、おじさんの声は別に……という感情だった。もちろん、話題になっていたから見ていたし、笑っていたけど。ほぼ同時期に、読み上げを用いたモデルの「のらきゃっと」もデビューした。
10月に入ると電脳少女シロのFPS動画がアップされ、普段のシロイルカと呼ばれる笑い声に反して、地声(?)の低い声が注目されるようになる。
さて、そうやってキズナアイ・電脳少女シロ・ミライアカリらの動画を見ながらすごしていたときに、12月に輝夜月がデビューする。これもデザイナーがMika Pikazo氏であるというのと、声が「首締めハム太郎」だとかだいぶ話題になった。個人的にもだいぶハマったので、以降に輝夜月もチェックしていくようになる。
12月に入って、上述のフォロワーから「歌がすげえ上手いVtuberがいる」と紹介されたのが富士葵だった。
当時の彼女は、今までに出てきたようなアイドルルックスなVtuberとはかなり趣が異なり、どちらかと言えば地味なルックスをしており、自分の中でも「アイドル路線じゃない(企業系)Vtuberなんてあるのか……」と驚いた。もちろん、見た目の問題で無いことはこの歌声を1度聴いただけで明らかになったが。
さて、12月に入って25日にもなると世間がにわかに騒がしくなってくるが、そこでまさかの電脳少女シロがねこますとライブコラボをすると話題になった。
VR LIVEという、株式会社アップランド(電脳少女シロの母体企業)が開発していたプラットホームで、しかも今まで動画がメインだったVtuberが「配信をする」というので話題になった。ただ、ねこます(のじゃロリ)は声だけの出演で、「アバターがなかったらただのおじさんじゃねえか!」という突っ込みをした記憶がある。
(こう見ると30分のアーカイブだが、当時は凄かったんだな……としみじみ思う)
この年の年末年始は実家に帰ってじっくり過ごしていた。まあ、実家の蕎麦好きだし……
この間にデビューしたVtuberを調べてみると、あんたま(現・えのぐ)や馬越健太郎ら、岩本町芸能社がいる。実は、このあんたまについては2017年のコミケで話題になっており、その一部を耳にしていた。
リアルタイムで会話が出来るVRアイドル鈴木あんずが初お披露目です。
— えのぐ@VRアイドル (@rbc_geino) 2017年8月11日
鈴木は、コミケ終了時までに弊社アカウントのフォロワーが10,000人を超えるとデビューすることができます!皆様フォローお願いします!
#C92 #コミケ #岩本町芸能社 #VRアイドル pic.twitter.com/y0sMk6IOvr
この「●●人達成したら」というのが人数集めのようで結構気にくわなく、しかも宣伝もほとんどない、マネージャーもツイッターで怨嗟を呟くという流れがあり、「この企画はあまり希望が無いんだな……」と思った。(なので、現在このようにえのぐとして活動しているのが奇跡的だと思っている)。ここら辺の顛末については自分は距離を取っていたので詳しくないが、全国行脚とshowroom配信によってファン数を伸ばしていったという。いや、馬越健太郎は普通に面白いんだけど。
さらに調べてみると、こちらもバズったのが2017年末だった。
自分が知る以前から(というか、"Vtuber"という固有名詞が与えられる以前から)、こういったモデルを使った文化があるのには驚いた。確かに、言われてみるとMikuMikuDance(MMD)をはじめ、アイドルマスターのMADなど、「モデルを使ったアイドル動画」というのは決して珍しいものではなかった時代だと思う。ウェザーロイド typeA Airi・ポン子の活動は2014年から、そしてキズナアイの登場は2016年だから、2年近く先取りしていたことになる。
現在は活動を終了してしまったが、バーチャル空間(VR空間)を使ってこの時期から長く動画を投稿し、世界観を広げていったVtuberにはカフェ野ゾンビ子がいる。約2年にわたる、「カフェ野ゾンビ子の正体と世界観はなんなのか?」という設定(これをV会話はロールプレイ=RPと呼ぶ)を元にする動画と、後々に台頭する配信型・規格型Vtuberとしての動画・アーカイブを併用するスタンスというのは彼女が先駆けかもしれない。
こういったVR的な部分を使った企画配信は斬新だと思う。(もしかすると、ねこますやのらきゃのが先かもしれないが…………
この後。2018年に入るともちひよこやあっくん大魔王、乾伸一郎、ニーツら個人がデビューし、そして圧倒的勢力を誇る「にじさんじ」のオーディションが宣伝される。それはその時に。
2020.7.15. めいろちゃんかわいいね
!なまり禁止雑談! https://t.co/jtGJpELRfr @YouTubeより
— 金魚坂めいろ🩰本日21じから配信! (@meiro_oO) 2020年7月15日
待機所だよ〜🥳きょうはバグらないといいなぁ(;;)
にじさんじ・金魚坂めいろちゃんの訛り禁止雑談。正確には「5回訛りが出たらアウト」の雑談チャレンジ。鼻濁音と不思議なイントネーション(語尾が上がり調子になる)には不思議が魅力がある。
訛りを押さえた彼女の話し方は「翻訳マシン」とか「保育園の先生」と言われるように、スピードが落ちた、丁寧な1音1音確認するようなしゃべり方だった。20分もよくもったと思う。
本人的には訛りにコンプレックスは無いとのこと。にしてもかわいかった。
2020.7.14. ハニスト2周年
🍩ハニスト2周年記念配信🍩
— ハニーストラップ公式🍩灰猫ななし (@HNST_official) 2020年7月14日
本日 21:00-
ハニストパーティー
願いは叶えるものなのだ!
新3Dお披露目もいたします!!
YouTube配信https://t.co/mZ7V3zQebv
SPWN配信https://t.co/UrbPtsKsD0
*お気持ちを受け止めさせていただくためにご用意しました
皆さま本日は楽しみましょう♪#ハニスト pic.twitter.com/Nus4CYo3AP
2020年7月11日に2周年を迎えたVtuberグループ・HoneyStrap。北区赤羽にある「夜の喫茶店」につとめる悪魔の女王の集団。
周防パトラ、島村シャルロット、西園寺メアリ、堰代ミコ、蒼月エリの5人と灰猫ななしで構成されている。
メンバーの名前は「サ行の名字」+「歴史上の女王の名前」。トランプをモチーフにしている。外見はかなり露出の多いドレス姿だが、5人ともそういった方向性を押し出すよりも、むしろ清純派の方向性で活動している。
2018年6月8日に活動を開始した「有閑喫茶・あにまーれ」の姉妹ユニットで、運営は774 inc.、ユニットとしてはupd8に参加している。
デビュー時はあにまーれと共ににじさんじ(アプリ)を用いているということで話題になったが、企業母体がにじさんじ(いちから)とは別と説明されていた。(現在はホロライブアプリを基準にしているらしい)。
ユニットの特徴として、個々人のプレーよりも「ハニーストラップ」全体としての集まりを意識しているように思える。それは、島村シャルロットを筆頭にするminecraft建築に見られ、また、蒼月エリが2019年5月に引退した際の引退式がminecraftで行われたことにも象徴されるだろう。
島村シャルロットによるminecraft雑談は160回を数え、ハニストサーバーの建築の多くは彼女によるものである。
顕著なことは、全体でのコラボ(ハニストコラボ)が月に一回程度開催されており、その仲の良さがうかがわれる。
2018年7月というと、あにまーれを始め、にじさんじはSEEDs一期生まで・アイドル部・ホロライブ一期生といった現在でも活動を続けているグループから、アマリリス組・ENTUM・ぱりぷろ・ゲーム部といったかつて活動をしており、今でもその一部が活動を続けているような実力派Vtuberが先に活動を始めていた時期。ハニストもその流れの一部だ。
例に漏れず、ハニストも一芸に秀でたメンバーで構成されている。
その筆頭が周防パトラで、「女の子にモテたいから」という理由で始めた作詞・作曲・編曲についてはVtuber界でも指折りの実力者と評される。ハニストのオリジナルソングはほぼすべて彼女によって創られている。
2018年8月に投稿された「ぶいちゅっばの歌」はハニスト内にとどまらず、様々なVtuberによってカバーされた。その知名度からか、『超人女子戦士・ガリベンガーV』にもゲストとして参加した。
その他、ASMRについては「芸術品」と言われるほどのクオリティとされる。
そういった周防パトラの音楽の魅力を最大限に引き出したのが、蒼月エリだった。現在音源を手に入れることは出来ないが、周防パトラ作詞・作曲の「蒼い蝶」は2018年末年越しライブ《count0》でも披露され、ハニストで最初にステージに立った存在であった。(周防パトラも見守りにステージに立った。他に花譜、かしこまり、樋口楓、AZKiらも参加。)
蒼月エリと言えば「タバコ(コレサワ)」のカバー弾き語りが有名であり、今でもVtuberのたびに思い出すファンは少なくない。ポジティブな理由により、2019年5月19日にハニストを卒業した。
そんな蒼月エリがお気に入りにしていたのが堰代ミコである。のんびりとした喋り口調に加え、摩訶不思議な世界観を披露する。一方で声帯の幅が広く、少年ボイスからお姉さんボイスなどまでこなす。
普段とのギャップに驚く人は少なくない。
この2曲での彼女の声を聴けば分かるだろう。
個人的に初期からかなり笑ってしまったのが西園寺メアリである。「前に付き合っていた男性にiPadを2年契約で購入し、その1週間後にその男性と音信不通になったという事件を披露し、「ダメ男製造器かもしれない……」と自虐するほど。「メアリ、俺がいるぞ」とはリスナーの言。
彼女はよく酒を飲み(その歌もある)、料理配信をすることが特徴的。さらに、ハニストにしては珍しく、外部コラボも少なくない。
にじさんじ(モイラ、早瀬走、白雪巴など)、ホロライブ(百鬼あやめ)など、広汎なVtuberとコラボする「スナックメアリ」は他グループのファンもやってくる。
誕生日イベントはまさかのアルコール飲み放題。おそらくハニーストラップで一番の破天荒な存在である。
ハニスト全体としては、2019年7月よりSPWNによる全国ライブを開催している。
2020年3月には妹分ユニット「シュガーリリック」もデビューし、今後の活躍が楽しみである。
2020.7.13. 何とは言わんが
来たる7月13日(月)…何とは言いませんが、私たちにとって大切な日ですよね。
— 七宮 ソウ(Sou Nanamiya) (@sou_nanamiya12) 2020年7月7日
つきましては、YouTube(https://t.co/54bJo14w8c)にて、久々に!生配信をさせていただこうと考えております!
時間は未定ですが、大体午後8〜9時頃開始になるかと思います。
七宮ソウという存在がいる。
Vtuberというか、”歌い手”という存在なのだけれど、2年目の節目を迎える。
Superflyさんの「愛をこめて花束を」を歌わせていただきました。
— 七宮 ソウ(Sou Nanamiya) (@sou_nanamiya12) 2020年5月10日
母の日、つまりは何かを生み出す人に感謝を伝える日!だと思っていたりします。
そしてそれを支えてくださる人たちにも。
すべての人たちに、愛の花束よ届けー!という気持ちで歌いました。
nana【https://t.co/UWd8DTIvUt】 pic.twitter.com/nR4A6elTFc
彼女自身の活動は2019年1月からなんだけど、じゃあなんで「2年目」?というと、これにはVtuber好きの自分としてはなかなか記憶に強く残ったイベントがある。
彼女が「あの子」と友達のように呼ぶ存在がある。彼女の名前は朱宮キキ。
2018年7月13日という、Vtuberが怒濤の如く増えてきた時期にデビューした狼Vtuberである。
力強く、はっきりした歌声を武器にした歌声は、当時でいえば富士葵に次ぐ声質だと自分は思っていた。
しかし、彼女は運営から「11月までに登録者数1万人を突破しなければ引退」と告げられる。
大切なお知らせを2つ発表いたしました。
— 朱宮 キキ@ケモ耳Vtuber (@kiki_akemiya38) 2018年9月15日
みなさまに、ぜひ見ていただきたく思います。https://t.co/b97jeZWLfA
たしか当時の彼女の登録者数は2000とか3000くらいで、とうてい2ヵ月そこらで1万まで行ける知名度ではなかった。そもそも、今でさえにじさんじやホロライブであればデビュー時点で登録者1万人を超えるが、そうでもない企業系Vtuberは1000超えるのがやっとだ。Vtuberが知名度を獲得してなおそうなのだから、当時の1万という数字の高さは言わずもがなである。
幸い、この時朝ノ姉妹の朝ノ瑠璃の方に話題が及んだらしく、彼女も協力してくれていた。しかし、願い叶わず最終登録者数は4600程度で彼女は引退した。
彼女のオリジナルソング「Moment」は心に響く。
個人的には、自分が好きになったVtuberの中でも余りにも悲しく消えてしまった存在なので、強く記憶に残っている。
そんな彼女のデビュー2周年が今日2020年7月13日、ということで、彼女の友人である七宮ソウさんが配信した、というわけ。